
昇進祝いを人事発表前に贈ってはいけない理由について
昇進祝いを、人事発表前に贈らないほうがよい理由は、
「正式決定前だから」
です。
1.昇進が正式に決まっていない可能性がある
人事発表前は、本人が昇進すると聞いていたとしても、「正式な辞令が出ていない場合」があります。
人事異動では、直前に人事内容が変更されることもあるため、正式発表前に「昇進おめでとうございます」と贈ると、「結果的に間違ったお祝いになる可能性があります」。
2.周囲に知られてはいけない情報かもしれない
人事発表前の昇進情報は、「会社にとって未公開の人事情報である場合」があります。
本人が昇進を知っていたとしても、まだ公表していないのであれば、「贈り物によって周囲に昇進を知られてしまう可能性」があります。
3.本人に気を遣わせる可能性がある
正式発表前にお祝いを受け取ると、
「まだ発表されていないのに、どうして知っているのだろう?」
と本人が戸惑うこともあります。
特に「取引先や目上の人への贈答では、正式発表を待つほうが無難」です。
4.「昇進祝い」として贈るタイミングが重要
昇進祝いは、単に「昇進する予定」を祝うものではなく、「正式に昇進したことを祝う贈り物」という性格があります。
そのため、基本的には、
「人事発表 → 昇進を確認 → なるべく早くお祝いを贈る」
という流れがおすすめです。
なお、本人から「昇進が決まった」と直接聞いていて、会社としてもすでに内示が出ているケースでは、必ずしも絶対に贈ってはいけないわけではありません。
ただし、正式発表前なら、会社や相手の事情を考えて待つのが安全です。
昇進祝いでよく贈られるものについて
一般的には、
「胡蝶蘭・観葉植物」
「フラワーギフト」
「高級ボールペン」
「高級万年筆」
「名刺入れ」
「菓子折り」
「商品券」
などが、昇進祝いのプレゼントに選ばれることが多いです。
お祝いを贈る時期について
昇進祝いを贈る時期は、
「正式な昇進が決まった後から、昇進後2週間以内がベスト」
ですが、
「正式な昇進が決まった後から、昇進後1か月以内」
であれば問題ありません。
相手との関係別の贈るタイミングの違いについて
相手・・・贈る時期の目安
上司・・・正式発表後、2週間以内
同僚・・・正式発表後、2週間以内
友人・・・正式発表後、2週間以内
家族・・・昇進が決まった直後でもOK
取引先・・・正式発表後、2週間以内
なお、昇進と同時に異動・栄転を伴う場合は、「昇進祝い」よりも「栄転祝い」として、「新しい役職への着任の時期に合わせて贈る方法」もあります。
特に注意したいポイントについて
「正式発表前には贈らないことが大切」です。
人事情報が公表される前に贈ると、相手が困る場合があります。
昇進祝いを贈らなくてもよいケースについて
昇進祝いは、必ず贈らなければならないものではありません。
特に次のようなケースでは、贈らなくても失礼にはなりにくいでしょう。
1.相手とそれほど親しくない場合
仕事上の付き合いだけで、個人的な関係が薄い場合。
特に同じ会社の社員同士なら、会社として祝う場がある場合は個人で贈らないこともあります。
2.社内で一斉にお祝いする場合
部署内で記念品や花束などをまとめて贈る場合。
個別に贈ると、かえって周囲とのバランスが悪くなることがあります。
3.相手が取引先で、贈答を控えるべき会社の場合
企業によっては贈答品の受け取りを禁止・制限している場合があります。
公務員など、立場によって贈答に注意が必要なケースもあります。
4.昇進したことを本人から聞いただけで、正式発表前の場合
噂や非公式な情報だけをもとにお祝いを贈るのは避けたほうが無難です。
5.昇進ではなく、単なる役職変更の場合
役職が変わっていても、必ずしも「昇進」とは限りません。
例えば組織変更に伴う役職変更などの場合は、通常のお祝いをしないこともあります。
6.相手に気を遣わせたくない場合
高価な品物を贈るより、「昇進おめでとうございます」と言葉でお祝いするほうが適切な場合もあります。
7.昇進からかなり時間が経過している場合
一般的な目安である「昇進後1か月程度を大幅に過ぎている場合」は、改めて昇進祝いを贈らなくても問題ないことがあります。
品物を贈らない場合でも、祝意を伝える方法について
品物を贈らなくても、下記の方法などで、お祝いの気持ちを伝えることは可能です。
「お祝いのメッセージ」
「電話」
「メール」
「祝電」
お祝いの金額の相場について
みんなでお金を出し合って、高価な贈り物を贈るのもよろしいでしょう。
なお、目上の方に現金を贈るのは失礼になります。ご注意ください。
相手・・・金額の目安
上司への金額の目安・・・3千円~1万円
同僚への金額の目安・・・3千円~1万円
部下への金額の目安・・・3千円~1万円
友人・知人への金額の目安・・・5千円~2万円
兄弟・姉妹への金額の目安・・・1万円~5万円
親類への金額の目安・・・2千円~5千円
取引先関係への金額の目安・・・3千円~1万円
避けるべき贈り物について
昇進祝いで避けるべき贈り物は、大きく分けると「4つ」に分けることが出来ます。
1「真っ赤な色のもの」
「赤字」を連想させるので、避けたほうが良いでしょう。
2「水に流れる」「お茶をひく」などの忌み言葉を連想させるもの
3「燃える」「倒れる」「衰える」「破れる」などの忌み言葉を連想させるもの
4「縁起が悪いもの」
冠婚葬祭の贈り物は、現金や品物です。贈り物は、人間関係をスムーズにする、日本の礼儀のひとつでもあります。最近では、そのマナーや慣習もゆるく、薄れつつあります。贈り物のタブーについても、あまり気にする人はいなくなってきています。
とはいえ、せっかくの贈り物でタブーは避けたいもの。知っていけば、相手に不快な思いをさせずに済む、最低限のものをご紹介いたします。
☆ハンカチ
ハンカチとは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、手切れを連想させるので、NGです。また、白いハンカチは別れを連想させるのでタブーとされています。
☆櫛
「苦」や「死」を連想させる「くし」は縁起が悪い贈り物です。
☆日本茶
弔事に使われることの多い日本茶は、お祝いの贈り物には不適切とされています。しかし、お茶好きな相手へ贈る際には、オシャレなデザインのものを選べば失礼にはあたりません。
☆印鑑
印鑑を贈るということは、責任を持てという意味が込められるため、両親や兄弟、上司以外が贈るのは避けた方がいいでしょう。
☆時計・かばん
時計やかばんは勤勉を意味するので、目上の人に贈るときには注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
☆履物・マット類
相手を踏みつけるという意味合いから、目上の人に贈る時には注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
のしの表書きの書き方や水引の選び方について

水引:紅白の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「御祝」「御昇進祝」「祝御昇進」「御昇進御祝」など
表書き/名前:姓名をフルネームで
夫婦連名での名前の書き方について

夫はフルネームで、妻は名前だけを夫の位置に揃えて書きます。
3名までの連名の場合の名前の書き方について

地位や年齢が上位の人から順に、右から書きます。
同じ立場の人同士なら、あいうえお順に右から並べます。
4名以上の連名の場合の名前の書き方について

代表者の氏名を中央に書き、その左横に「外一同」とする。
また、グループの名称があれば「◯◯会有志」などとします。
おすすめの筆記用具について
表書きは墨をつけて筆で書くのがマナーです。毛筆か筆ペンを使って書きます。「墨の濃いもの」を選んで下さい。
万年筆やボールペン、フェルトペンなどは避けましょう。
お祝い品に添えるメッセージカードの文例について
・この度のご昇進、誠におめでとうございます。運気をつかみ、ますますご飛躍されることを心よりお祈り申しあげます。これからもお力添えをさせていただければ幸いです。今後とも、よろしくお願いいたします。
・ご栄進おめでとうございます。これまで積んでこられたご努力の成果と、心よりお喜び申しあげます。今後一層のご活躍とご健康を祈念いたします。
・この度のご栄進おめでとうございます。日ごろのご精進の成果と、心よりお喜び申しあげます。今後ともご自愛のうえ、ますますお力を発揮されることをお祈りいたします。
・この度はご栄進の由、誠におめでとうございます。 ご活躍の場がさらに広がって、お人柄やお力が生かされていくことは、関係者一同の喜びでございます。今後ともよろしくお願いいたします。
・この度のご栄進おめでとうございます。 ご努力の成果と、心よりお祝い申しあげます。新しいお立場でのご心労も大きいかと存じますが、お体を大切に、どうぞご活躍ください。ますますのご発展をお祈りいたします。
・この度、●●にご昇進された由、心から祝意を表します。今後は一層の激務になろうかと思いますが、くれぐれもご自愛のほどお願いいたします。
「祝儀袋はこれを買ってこう書きます」より
「冠婚葬祭 お金とマナー大事典」より
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より
「NTT D-MAIL」より
































